大学院受験体験記(千葉大学・金沢大学)
皆さんお久しぶりです。
先程、自分がいる大学の大学院合格発表があり無事にそちらにも合格を頂いたので、ケジメを含めて、大学院受験について鮮明な記憶があるうちに色々まとめようと思います。
1.大学院受験をするに至った理由と経緯
理系にいる人であればわかるかもしれませんが、どこの研究室を選ぶかは自分の将来を左右する大きなイベントです。
自分については紆余曲折ありましたが、研究室を決めるにあたっては
・地質系
・内容は地球化学や分析化学寄り
・エネルギー資源に関連があるか
・石油資源などのエネルギー業界への就職実績があるか
を基準に研究室を考えていました。
自分の大学にはH研究室とR研究室が条件に近いことがわかりました。
H研究室は堆積物中の有機炭素の分析を専門にしており、エネルギー業界への就職実績もあるので、なかなか良いと思いましたが、あまり良い噂を聞かなかったので断念。
R研究室はどちらかというと生物寄りの研究室で、大体の人が生物についての題材を扱っているような研究室でした。
一応、化学や分析化学寄りの研究テーマを与えてもらったのと、面倒見が良い先生だったので、ここで基礎をちゃんと固めて大学院でよりエネルギー資源との関連が深いとこに行ければいいやと考え、R研究室へ決定しました。
2.大学院選びについて
今の研究では、メタン湧水と呼ばれる海底下からメタンが噴出した際に形成される、炭酸塩岩についての研究を行っているので、そこからよりエネルギー資源の内容にシフトするなら「メタンハイドレート」を扱うのが得策だろうと思い、それを扱ってる研究室を探すことに。
大学院選びで重視したこととしては
・メタンハイドレートを地球化学的な手法で研究を行っているか
・エネルギー業界への就職実績があるか
・関東圏
を重視しました。
やはり大学院なのでやりたい研究ができるかどうかで基本的には決めましたが、研究とは別に一度でいいから周りからの刺激がある関東で陸上をしたかったというのもあったので、できれば関東圏にある大学でメタンハイドレートを扱っているとこを探しました。
結果として、千葉大学のT研究室が内容を扱っているということがわかり、春休みに研究室訪問をし先生ともある程度コミュニケーションが取れそうだったので、千葉大学を受験することにしました。
3.試験勉強について
千葉大学の受験科目は
・TOEFL ITP
・専門科目(大問7つから3つ選択)
・面接
でGW明けから試験勉強をスタート
それぞれの勉強方法について挙げていきます。
TOEFL ITP
問題集はTOEFL ITP TEST 実践問題集を使いました。
確か3回分収録してあるのですが、2回分しかやってないです。
その分、復習を解いた時間の10倍くらいかけてやったので、ある程度TOEFLに対する認識や心構え的なのは身についたかなと思います。
英語はアレルギーレベルで出来ないわけではないので、英単語帳を10分くらい眺めて、長文の速読と音読をそれぞれ1題ずつを基本毎日やっていれば十分だと思い、そこまで時間はかけなかった記憶があります。
専門科目
こいつが中々めんどくさかった。
同じ地学科といえども、授業でやってる内容は意外と違う。
5月ごろに千葉大の授業プリントやらを送ってもらい、プリントに書かれてる断片的かつ曖昧な内容から授業内容を復元するという作業が始まった。
基本的には図書館や研究室に置いてある専門書で対応し、それでもわからないところは担当教官に質問しに行った。
最終的には理解した内容や覚えた内容をリスト化し口頭やホワイトボードを使って説明できるようにした。
面接
専門科目やTOEFLと比べて配点は低かったが、卒論の内容と修士でやりたい研究はしっかり考え、千葉大の先生とも連絡を取り確認などを行った。そんなにやってない。
4.院試本番
院試(一日目)
千葉駅からJR総武線各駅停車に乗り、最寄りの西千葉駅で下車
午前:英語(TOEFL)
リスニングはよう分からんかったし、問題集の形式と違くて戸惑った。英語は最低限のことしかやらない戦法を採っていたが、意外と読み込めていない感じがあったので、試験が終わったあとモヤモヤした。
午後:専門科目
3つ選んだ選択問題のうち2つは割と基礎的な内容が多くを占めており、そこそこ正答出来たが、残り一つが異常にムズくて殆ど妄想で解答を作成し、終わったあとかなり落ち込んだ。
ホテルに帰ったら、男子20km競歩がスタートしていたので観戦。
山西選手と池田選手の2位3位フィニッシュをリアタイで目の当たりにし、最後まで粘る姿勢に感化され、打ちひしがれた状態から立ち直ることができた。
その後に、東京シティ競馬中継を見て大爆睡した。
院試(二日目)
昼から面接であったが、50km競歩があったので5時前には起床。
試合を観戦しながら、面接内容を頭に入れてひたすら練習。
ついに昼になり、自分の面接が始まった。
教授オールスターズの前で話すのは結構緊張するし、研究内容について2つほど質問が出たが、最初に出た質問はうまく交わすことができたが、あとの質問でズレた回答をしてしまったがために、攻撃をくらい後味の悪いまま面接を終えた。
終わったあと、「これは、落ちた」と確信し大学のベンチで30分くらい、うなだれていたら、予約していた特急電車に乗り遅れてしまいました。笑
5.合格発表まで
ただ、ひたすら地獄のようでした。
夜は寝れないし、院試に落ちる夢とか結構な頻度で見てました。
大学院に落ちても死ぬわけではないし、いかんくても生きていけると思っていましたが、やはりあれだけ勉強して落ちるのは中々にキツイし、心の奥底では恐怖だったんだなと思います。
千葉大学の試験から3週間後くらいに自分の大学の試験もあったのですが、正直なところ1週間程度しか勉強してないし、集中力もゴミだった記憶しかないです。
あと自分の大学の試験は全問必答なので、専門外の地球物理や鉱物学が出て来るのが中々にきつかったです。大学院試験なのになんで物理やらなあかんねんって思っていました。w
6.結果
○ 千葉大学大学院融合理工学府
○ 金沢大学大学院自然科学研究科
結果としてはダブル合格でした。めでたしめでたし。
7.感想とか
編入試験よりは精神的に安定してましたが、「大学院は受かって当然」みたいな風潮が自分にとって苦しく、プレッシャーに感じました。
5月から院試対策を始め、7月の北日本インカレまでは部活と両立しながら勉強をし、一日も休みがない状態でレールの無い暗闇をひたすらに開拓していくのは割と根気が入ります。
大学院や倍率によって差があるかもしれませんが、受けてわかったのは、大学受験みたいに何重ものフルイに落とす試験ではないこと、母集団から大きくハズレない限りは合格することができるということです。
学部や専攻が大きく違わない限りは4年に進級できた人であれば9割くらい受かると思います。
でも、見せしめの如く内部生であっても"ヤバイやつ"は落ちていることを聞くので、油断は禁物なのかもしれません。
あと、外部受験する人は、研究室訪問は絶対行ってください。
まず行かないと受験できない場合があるし、そこで内部の人とコネクションを作ってメールアドレスなりをゲットしてください(←これ重要です)。
院試は情報戦要素があるので、もしかすると過去問の解答とかを貰える可能性もあるし、内部が何人受験したとかそういう情報も手に入りやすくなります。
僕はこれをしなかったので、そこそこ苦労しました。笑
大学院は入ってからが勝負みたいなとこあるので、一喜一憂せずに頑張りたいと思います。
長くなりましたが、ここまでにします。


コメント
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かまたけさんへ
返信が遅れてしまい大変申し訳ありません。
1点目
金沢大の場合はTOEIC,専門科目(地球科学),面接が試験科目でした。
専門科目は最初は大学向けの参考書で勉強していましたが、内容が難しかったのと高校の内容とあまり相違なかったので、高校地学の参考書で勉強しました。具体的な勉強方法としては1つの単元学習する事に,キーワードを設定して内容を論述していくという方法を良く行っていました。
過去問に関しては,大学から3年分を郵送してもらいました。
2点目
前の大学で68単位取得し57単位認定してもらいました(意外と多く認定されてびっくりした)
多分教養科目で理科寄りの科目を取ったのが効いたのかもしれません。
成績についてはお世辞にもあまり良い方ではなかったですが,合格出来たので取得した単位数だけしか見てないのかと思われます。でも悪すぎると面接の時つっこまれかねないので極力良い成績は取っといた方が良いです。
3点目
教養科目で地球科学に絡んだものに関しては最前列で授業受けてましたし今やってる勉強でも多少の役にはたってると思います。関係なさそうな奴は単位落とさない程度で自習とか内職してましたw
返信が遅くなってしまい大変申し訳ありませんでした。自分は2年間色々我慢をして勉強してきた結果合格出来、今行きたい大学に通えて毎日楽しいです。
苦しい思いをしているかもしれませんが、どうか目標を達成する事を祈っています。
また質問があればお気軽にどうぞ!